トルクアクチェータ《4型、5型シリーズ》は、各ユーザーからのご意見のもとに、従来のタイプを基本にして”コンパクト化”、”空気消費量が少ない”、”軽量”をさらに追求し、改良された新製品です。操作媒体には空気圧を使用し、ピストンシリンダーの上下運動をただちにシャフトの左右回転運動に変換するという、画期的な構造になっております。
本来はバルブの駆動部として開発されたものですが、
●出力が安定していて大きい(ブレーキング、ランニング時ともに同じ出力)
●寿命が長い
●軽量
●コンパクト性
などの機能により、バルブ用としてはもちろんも回転機能を必要とするあらゆる工作・産業機械、オートメーション装置に採用されており、各方面からご支持をいただいております。
1.強力で長寿命
ギアーまたはレバーなどによって回転に変える従来のシリンダーと異なり、6個のベアリングにより摩擦抵抗を著しく下げ、操作圧力をそのままトルクに変換する機構なので非常に効率がよく、大きな出力が得られます。また、各所に無理がなく、余裕のある設計になっていますので長時間高性能を維持します。
2.軽い
材質はアルミ合金を使用していますので、配管および設置の際に無理な荷重がかかりません。
3.縦型シリンダー
操作エアーを入れることによりピストンを上下させ、シャフトに回転を与える構造なので、横型シリンダーに比べ横幅少なく、他のシリンダーと比べて同じ出力を得るのにもきわめて小型で設置面積も少なくてすみます。
4.オイラーが不要
シリンダー部には内面が被膜状となる独特な潤滑剤を採用しています。摩擦抵抗は非常に少ないので、そのままで長時間の連続作動に耐え、常時注油する必要がないため、オイラーは不要です。
5.振動に強く取付けが簡単
トルクアクチェータと被作動物との接続は直接、または中間に台を設けることによりどの様な製品にも簡単に取り付けられます。したがって他のシリンダーに比べて組立て時間が短縮され、さらに保守、点検の際の取りはずしも容易です。また、振動に強く、4Gに対し性能の低下および締結部のゆるみ等はありません。
トルク特性グラフ